結婚式乾杯の挨拶は何分!適切な長さや時間は?内容とルールまとめ!

結婚式に呼ばれた際に乾杯の挨拶をお願いされて焦ってしまった経験があると思います。
私もその一人でしたし、急遽、前日に頼まれて、かなり焦ってしまいました。
より魅力的な結婚式の乾杯の挨拶をする為に、適切な長さや内容、ルール等をまとめてみたいと思います。
具体例もあるのでぜひ参考にしてくださいね。
目次
結婚式の乾杯挨拶の基本ルールまとめ
結婚式で乾杯の挨拶を頼まれるとすごく緊張しますよね。
どうしてもできない事情があるのなら無理をする必要はありませんが、適任だと思って選んでくれているので、自信を持ってチャレンジしてくださいね。
私も「絶対に緊張する」というのが本音です。
ですが、結婚式での乾杯の挨拶はこれから始まる結婚式にふさわしいスタートとなるよう、堂々と爽やかに行いましょう。
私は、基本的に乾杯の挨拶は、結婚を祝う気持ちと、二人のこれからの幸せを願う気持ちをしっかり伝えられれば良いと思います。
ですが、最低限のマナーとして、壇上では、①来賓(客席)、②親族(新郎新婦含む) の順に一礼すると、より丁寧な印象になります。
ちなみに、カンペを事前に用意しておく事は、私はすごく良い事だと思います。
結婚式の乾杯の挨拶は、他のスピーチと違って内容が短いとはいえ、しどろもどろになってしまっては会場全体が不安になってしまいますよね。
丸暗記で臨むと「ど忘れしたらどうしよう…」という余計な緊張の原因にもなります。
スッと耳に入ってくるような乾杯の挨拶が出来れば、プラスアルファで良いスピーチだったという印象を持たせることが出来ます。
結婚式の乾杯挨拶のNGワードまとめ
実は結婚のお祝いの言葉一つをとっても、マナーが決まっていて結婚祝いの場では避けたい言葉があるんです。
代表的なところでは「忌み言葉」や「重ね言葉」などがありますよね。
次の数字や言葉は、最近の若い人の中には気にならない人も多いようですが、目上の参列者からは常識知らずと思われてしまう可能性があります。
偶数・4・9 など
結婚式の乾杯の挨拶では、これらの数字は絶対に使わない事を私はおすすめしています。
さらに、偶数は「割り切れる数字」=「別れる」に繋がる数字となりますし、特に6は「無」を連想させてしまうので、繁栄がもたらされないという意味でとらえる人もいるので避けたいですね。
ちなみに偶数の中で唯一使える数字といえば8が末広がりで縁起も良いとされていますが、私はかなり上級者向けだと思います。
次にNGワードの代表例をみてみます。
・別れを連想させる言葉
別れる、切る、離れる、終わる、破れる、割れる、消す、冷める、ほどける、最後 など
・不吉を連想させる言葉
短い、さらに、涙、流れる、消える、負ける、病む、焦る、とんでもない、塩、相次いで など
・再婚を連想させる言葉
二度、二回、戻る、戻す、繰り返し、再びなど
※「再婚おめでとうございます」は絶対にNGです。
結婚式の乾杯の挨拶をする上で、しっかりとマナーを抑えてスッキリとした内容にするのが成功のコツになります。
結婚式の乾杯挨拶の適切な長さは何分?
結婚式の乾杯の挨拶を頼まれると気にしてしまうのが、「何分くらいがちょうどいいのか」悩んでしまいますよね。
私も、過去に参加した結婚式の中には「長いなぁ」と感じてしまった経験があります。
ちなみに、乾杯が終わると食事が始まりますし、乾杯の挨拶を聞いてる時は、新郎新婦やゲスト全員がグラスを片手に起立して待っています。
やはりこの状態で長く感じてしまう挨拶だと、苦痛に感じてしまいますよね。
つまり結婚式の乾杯の挨拶は「長くしない!」ことが最大のポイントなんですよね。
なので挨拶の時間は1分~3分くらいを目安に手短にすっきりとまとめるように心がけてくださいね。
ちなみに、結婚式の乾杯の挨拶の原稿は400文字くらいがおすすめです。
400文字くらいで「いい感じの間」で話すとだいたい2分30秒くらいになると思います。
緊張して早口になってしまうと分かりにくいスピーチになってしまいますし、逆にゆっくりすぎても伝わりにくい内容になってしまいます。
「長くしない!」+「いい感じの間」は鉄板の組み合わせで、非常にいい感じに仕上がりますよね。
また、ラストは会場全体で「乾杯!」を揃えたいですよね。
乾杯のタイミングが分かりづらいと、ゲストに唱和されない乾杯になってしまい、とても寂しいですよね。
私はこれが一番ありがちな失敗だと思います。
なので、ゲストが気持ちよく唱和しやすいように、「乾杯!」の前には少し声を大きく、「それでは」や「ご唱和ください」を入れるといい感じになります。
「乾杯!」の前にひと呼吸おいてタイミングを掴む事で、より魅力的な乾杯の挨拶になりますよ。
結婚式の乾杯挨拶の内容や構成は?
次に、結婚式の乾杯の挨拶の基本的な流れを紹介してみますね。
【お祝いのメッセージ】
◯◯くん(新郎)、◯◯さん(新婦)、ご結婚おめでとうございます。両家のご親族の皆様にも合わせてお祝いを申し上げます。
【自己紹介】
ただいまご紹介に預かりました、新郎◯◯くんの上司にあたる□□□と申します。僭越ではございますが、ご指名を頂きましたので、乾杯の音頭をとらせていただきます。
【エピソードやはなむけの言葉】
私はいつも、真摯に仕事をこなす◯◯君の姿を見てきましたが、本日は普段と少し違った、幸せな顔がみられてとても嬉しく思っております。
◯◯くん(新郎)、◯◯さん(新婦)、これからは二人で支え合って、幸せな家庭を作ってください。
【結びの言葉】
それでは皆様、乾杯の音頭をとらせていただきますのでご唱和をお願いいたします。
【「乾杯」】
お二人の末永いお幸せと、ご列席の皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたしまして、乾杯!
以上が基本的な流れになります。
結婚式の乾杯の挨拶は会社上司や先輩、恩師などふたりにとって目上にあたるゲストが選ばれることが多いと思います。
なので、会社上司からの例文で紹介していますが、友人や同僚の他、少人数での披露宴の場合は親族に依頼する方もいらっしゃいますよね。
新郎新婦とあなたの関係性にあわせて、ベストな乾杯の挨拶へ内容を変えてみてくださいね。
結婚式の乾杯挨拶の関係性別の具体例まとめ
それでは、結婚式の乾杯の挨拶を、関係性別に確認してみますね。
まずは仲のいい友人や同僚から頼まれる乾杯の挨拶です。
カジュアルな式やフランクな雰囲気で頼まれる事が多いかと思いますが、目上の方もいらっしゃるので失礼のないようにしましょう。
ただいまご紹介に預かりました、新郎(新婦)の友人、△△と申します。◯◯さん(新郎)とは学生時代から、20年来のお付き合いをさせていただいております。
ご指名により、僭越ではございますが、ひと言ご挨拶を述べさせていただきます。
◯◯さん(新郎)、◯◯さん(新婦)、ご両家ならびにご親族のみなさま、この度はご結婚、誠におめでとうございます。このような素敵な結婚式にご招待いただきありがとうございます。友人一同を代表してお礼を申し上げます。
◯◯さん(新郎)はいつもクラスの中心にいて、明るく活発な性格とその素敵な笑顔で、いつも皆を笑顔にしてくれました。◯◯さん(新郎)とは同じテニス部で共に励まし合いながら一緒に過ごしてきました。3年生の時には◯◯さん(新郎)は部長を務め、皆を引っ張ってくれる、本当に頼もしい存在でした。
社会人になってからも大変ご活躍されているようで、私にとって、大変誇りの親友です!
そんな◯◯さん(新郎)も◯◯さん(新婦)という素敵な方に出逢い、本日隣に座っていらっしゃいます。
このような場に立ち会えることに大変感謝しております。
お二人の末永い幸せを友人一同お祈りいたします。共に手を取り合い素敵な家庭を築いてくださいね。
それでは、乾杯の音頭を取らせていただきますので、ご唱和をお願いします。
新郎・新婦の末長いお幸せとご両家ならびにご列席の皆様のご多幸とご発展を祈念いたしまして、乾杯
次に従兄弟から頼まれたパターンをみてみます。
親しみのある、いつも通りの呼び方の場合は一言断ってから、挨拶に入るとスムーズだと思います。
ただいまご紹介に預かりました、新郎のいとこの、△△と申します。
◯◯さん(新郎)、◯◯さん(新婦)、結婚おめでとう。
本日は二人のために、たくさんの方々にご参列頂きお祝いの言葉を頂き、誠にありがとうございます。
◯◯さん(新郎)のことは昔から、◯◯と呼んでいるので、本日もそう呼ばせていただくことをお許しください。
◯◯とは年が近いこともあり、幼い頃からよく一緒に遊んでいました。時には一緒にいたずらをしておばあちゃんに怒られたりもしましたね。
お互い大人になってからも連絡を取り合って飲みに行ったり、親友のような付き合いをさせていただいています。結婚の報告を受けて、◯◯さん(新婦)を紹介して貰った時は、こんな美人で気が利く女性と出会って人生の伴侶にできる◯◯がただただ羨ましかったです。先を越されてしまったけど、◯◯の幸せそうな姿を見て、自分のことのように嬉しいです!
◯◯、これからは◯◯さん(新婦)と一緒に力を合わせて幸せな家庭を築いてください。
それでは、お二人の新しい門出を祝して乾杯をしたいと思います。
皆様、ご唱和をお願い致します。乾杯!
最後に、甥っ子や姪っ子といったお子さんに乾杯の挨拶をしてもらうパターンを見てみましょう。
アットホームな結婚式の場合、最近増えてきていますし、ちびっ子のかわいらしい乾杯の挨拶で会場が和みますよね。
「(ただいまご紹介いただきました、)△△△△です。
◯◯くん(新郎)、◯◯ちゃん(新婦)、ご結婚おめでとうございます!
◯◯くん(新郎)はいつも一緒に遊んでくれるので、本当に大好きです!
これからは◯◯ちゃん(新婦)も一緒に、たくさん遊んでください。
それでは、かんぱーい!!」
今回紹介したものはあくまでも例文なので、それぞれの新郎新婦にピッタリな内容に変えてくださいね。
新郎新婦の人柄が分かるようなエピソードを話す事で、より魅力的な乾杯の挨拶の内容になりますよ。
まとめ
結婚式の乾杯の挨拶についてまとめてみました。
結婚式の乾杯の挨拶は、「簡潔に、短く」を心がけることでいい感じの挨拶になります。
緊張もすると思いますが、新郎新婦からのご指名はとても光栄な事だと思います。
私は、新郎新婦にもゲストにも感謝やお祝いの気持ちを伝える事が出来て大成功だと思います。
ぜひ「頼んでよかった」と思ってもらえるような魅力的な乾杯の挨拶になるよう参考にしてみてくださいね。